2023年のドラフト会議は、1位指名で7度の抽選が行われた史上最多タイの「くじ引きの年」。度会隆輝選手と武内夏暉選手に3球団ずつが入札し、会場は何度もどよめきました。
この記事では、2023年ドラフトの指名全選手を当サイト独自の「勝利貢献ポイント(WP)」で採点し、3年時点の勝ち組を答え合わせします。まだ評価はごく初期段階ですが、早くも「4位指名の逆襲」が始まっています。
- 2023年ドラフトの現時点の勝ち組は巨人(WP9.8)。牽引したのは4位指名の泉口友汰(6.9)
- 3球団競合コンビは度会隆輝(4.5)と武内夏暉(4.1)がほぼ横並びの滑り出し
- 入団3年目の世代につき、この順位表は「開幕直後のスコアボード」程度に見るのが正解
この記事に登場する選手たちの現在のプレーは、プロ野球全試合を網羅するスカパー!プロ野球セットで観られます。評価がまだ白紙に近い世代の「最初の1ページ」を見届けられるのは今だけです。
▶ スカパー!プロ野球セットを公式サイトでチェック2023年ドラフト当日を振り返る|史上最多・7度の抽選
- 度会隆輝(ENEOS): 3球団競合 → DeNAが当選
- 武内夏暉(國學院大): 3球団競合 → 西武が当選
- 西舘勇陽(中央大): 2球団競合 → 巨人が当選
- 常廣羽也斗(青山学院大): 2球団競合 → 広島が当選
- 単独1位: 草加勝(中日)・細野晴希(日本ハム)。1位指名で7度の抽選は史上最多
採点方法|独自スコア「勝利貢献ポイント(WP)」とは
WP(勝利貢献ポイント)は、当サイトがNPB公式の年度別成績だけから算出している独自指標です。「その選手が入団後、代替水準の選手と比べてどれだけ勝利を上積みしたか」を、公開されているWARの考え方に寄せて勝ち数で表したもの。詳しい計算式は記事後半で開示しています。
- WAR近似: 代替水準(いつでも補充できる控え・二軍レベル)との差を勝に換算。下回った年はマイナスになります
- 守備位置を補正: 600打席あたり捕手+1.2、内野+0.2、外野−0.2。守備・走塁そのものは含みません
- 指名球団に帰属: 移籍しても、NPBでの成績はすべて指名した球団の「発掘価値」として集計
【答え合わせ】2023年ドラフト 12球団WPランキング(3年時点)
| 順位 | 球団 | WP合計 | 主な収穫 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 巨人 | 9.8 | 泉口友汰・佐々木俊輔・西舘勇陽 |
| 2位 | DeNA | 5.7 | 度会隆輝・石田裕太郎 |
| 3位 | 楽天 | 4.8 | 中島大輔 |
| 4位 | ソフトバンク | 2.6 | 前田悠伍 |
| 5位 | ロッテ | 2.2 | 寺地隆成・上田希由翔 |
| 6位 | 日本ハム | 2.1 | 細野晴希 |
| 7位 | 西武 | 1.5 | 武内夏暉 |
| 8位 | 広島 | 0.9 | 高太一 |
| 9位 | ヤクルト | 0.5 | 松本健吾 |
| 10位 | 阪神 | −0.2 | 下村海翔ほか(育成中) |
| 11位 | 中日 | −1.9 | 草加勝ほか(怪我からの復帰待ち) |
| 12位 | オリックス | −2.8 | 古田島成龍 |
当時の評価 vs 現在|答え合わせで見えた3つのギャップ
① 7度の抽選より、抽選なしの4位・泉口だった
史上最多の抽選が行われた年に、現時点の選手別トップは抽選と無縁の4位指名・泉口友汰選手(WP6.9)。NTT西日本出身の内野手は、2年目に巨人の遊撃レギュラーを獲り、打率上位に食い込む活躍を見せました。
② 競合コンビ(武内・度会)は順調な滑り出し
武内夏暉選手は新人年から先発ローテで勝ち星を挙げ、度会隆輝選手は開幕スタメンで鮮烈デビュー。どちらも「3球団競合の期待どおり」に一軍の戦力になっています。3年でWP4点台は、同時点の過去世代と比べても標準以上のペースです。
③ 下位の高卒・独立組は「これから」が本番
中日・阪神が下位に沈んでいるのは、高卒中心+怪我からの復帰待ちの指名構成だから。とくに中日1位の草加勝選手は入団直後に怪我に見舞われた苦しいスタートでしたが、復帰後の投球が本当の答え合わせです。3年時点の数字で語れることは、まだ多くありません。
当たり選手をピックアップ|数字で見る2023年組
泉口友汰(巨人4位・NTT西日本)WP6.9
現時点の世代首位。守備の堅実さで出場機会をつかみ、打撃でも結果を出して遊撃の定位置を確保しました。社会人出身の4位指名としては近年屈指の即戦力ぶりです。
度会隆輝(DeNA1位・ENEOS)WP4.5
開幕からヒーローになった華やかなデビューが記憶に新しい外野手。勝負強い打撃と明るいキャラクターで、DeNAの看板候補です。
武内夏暉(西武1位・國學院大)WP4.1
3球団競合の左腕は新人年から2桁勝利級の働き。投手王国・西武の次代エース候補として、期待どおりの階段を上っています。
中島大輔(楽天6位・青山学院大)WP3.5
6位指名の外野手が早くも一軍に定着。俊足と広い守備範囲で出場を重ねており、下位指名の逆襲枠の最有力です。
下位・育成の掘り出し物
- 中島大輔(楽天6位)WP3.5 — 俊足外野手として一軍定着
- 寺地隆成(ロッテ5位)WP2.0 — 高卒捕手として異例の早さで一軍経験
- 石田裕太郎(DeNA5位)WP1.9 — 先発として早くも勝ち星を挙げる
- 古田島成龍(オリックス6位)WP1.2 — 社会人出身リリーフが早速戦力に
高卒捕手の寺地選手が3年目までに一軍で経験を積んでいるのは特筆もの。捕手のWPは出場土台が2倍換算なので、レギュラー獲得となれば一気に数字が跳ねます。
2023年ドラフト 全指名選手とWP一覧
この年に指名された全選手(育成含む)のWPと出身をまとめました。あなたの推し球団の指名、3年時点の途中経過はどうでしょうか。
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 西舘 勇陽 | 投手 | 中央大学 | 0.6 |
| 2位 | 森田 駿哉 | 投手 | Honda鈴鹿 | 0.4 |
| 3位 | 佐々木 俊輔 | 外野手 | 日立製作所 | 2.2 |
| 4位 | 泉口 友汰 | 内野手 | NTT西日本 | 6.9 |
| 5位 | 又木 鉄平 | 投手 | 日本生命 | -0.8 |
| 育成1位 | 三浦 克也 | 投手 | 東京国際大学 | 0 |
| 育成2位 | 村山 源 | 内野手 | 鹿屋中央高 | 0 |
| 育成3位 | 宇都宮 葵星 | 内野手 | 愛媛マンダリンパイレーツ | 0 |
| 育成4位 | 田上 優弥 | 内野手 | 日本大学藤沢高 | 0 |
| 育成5位 | 園田 純規 | 投手 | 福岡工業大学附属城東高 | 0 |
| 育成6位 | 千葉 隆広 | 投手 | 旭川明成高 | 0 |
| 育成7位 | 平山 功太 | 外野手 | 千葉スカイセイラーズ | 0.5 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 下村 海翔 | 投手 | 青山学院大学 | 0.3 |
| 2位 | 椎葉 剛 | 投手 | 徳島インディゴソックス | -0.1 |
| 3位 | 山田 脩也 | 内野手 | 仙台育英学園高 | 0 |
| 4位 | 百﨑 蒼生 | 内野手 | 東海大学付属熊本星翔高 | 0 |
| 5位 | 石黒 佑弥 | 投手 | JR西日本 | -0.4 |
| 6位 | 津田 淳哉 | 投手 | 大阪経済大学 | -0.1 |
| 育成1位 | 松原 快 | 投手 | 富山GRNサンダーバーズ | 0 |
| 育成2位 | 福島 圭音 | 外野手 | 白鴎大学 | 0.1 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 度会 隆輝 | 外野手 | ENEOS | 4.5 |
| 2位 | 松本 凌人 | 投手 | 名城大学 | -0.5 |
| 3位 | 武田 陸玖 | 投手 | 山形中央高 | -0.1 |
| 4位 | 石上 泰輝 | 内野手 | 東洋大学 | 0.2 |
| 5位 | 石田 裕太郎 | 投手 | 中央大学 | 1.9 |
| 6位 | 井上 絢登 | 外野手 | 徳島インディゴソックス | -0.1 |
| 育成1位 | 高見澤 郁魅 | 内野手 | 敦賀気比高 | 0 |
| 育成2位 | 清水 麻成 | 投手 | 樹徳高 | 0 |
| 育成3位 | 小笠原 蒼 | 内野手 | 京都翔英高 | 0 |
| 育成4位 | 庄司 陽斗 | 投手 | 青森大学 | -0.2 |
| 育成5位 | 近藤 大雅 | 捕手 | 専修大学北上高 | 0 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 西舘 昂汰 | 投手 | 専修大学 | 0.3 |
| 2位 | 松本 健吾 | 投手 | トヨタ自動車 | 1.3 |
| 3位 | 石原 勇輝 | 投手 | 明治大学 | -0.5 |
| 4位 | 鈴木 叶 | 捕手 | 常葉大学附属菊川高 | -0.1 |
| 5位 | 伊藤 琉偉 | 内野手 | 新潟アルビレックスBC | -0.5 |
| 育成1位 | 髙橋 翔聖 | 投手 | 鶯歌工商高 | 0 |
| 育成2位 | 髙野 颯太 | 内野手 | 三刀屋高 | 0 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 常廣 羽也斗 | 投手 | 青山学院大学 | -1.1 |
| 2位 | 高 太一 | 投手 | 大阪商業大学 | 2 |
| 3位 | 滝田 一希 | 投手 | 星槎道都大学 | 0.2 |
| 4位 | 仲田 侑仁 | 内野手 | 沖縄尚学高 | 0 |
| 5位 | 赤塚 健利 | 投手 | 中京学院大学 | 0 |
| 育成1位 | 杉田 健 | 投手 | 日本大学国際関係学部 | 0.1 |
| 育成2位 | 佐藤 啓介 | 内野手 | 静岡大学 | -0.3 |
| 育成3位 | 杉原 望来 | 投手 | 京都国際高 | 0 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 草加 勝 | 投手 | 亜細亜大学 | -0.1 |
| 2位 | 津田 啓史 | 内野手 | 三菱重工East | -0.1 |
| 3位 | 辻本 倫太郎 | 内野手 | 仙台大学 | -0.8 |
| 4位 | 福田 幸之介 | 投手 | 履正社高 | 0 |
| 5位 | 土生 翔太 | 投手 | 茨城アストロプラネッツ | -0.4 |
| 6位 | 加藤 竜馬 | 投手 | 東邦ガス | 0 |
| 育成1位 | 日渡 騰輝 | 捕手 | 茨城アストロプラネッツ | 0 |
| 育成2位 | 菊田 翔友 | 投手 | 愛媛マンダリンパイレーツ | 0 |
| 育成3位 | 尾田 剛樹 | 外野手 | 栃木ゴールデンブレーブス | -0.5 |
| 育成4位 | 川上 理偉 | 外野手 | 大分B‐リングス | 0 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 前田 悠伍 | 投手 | 大阪桐蔭高 | 2.3 |
| 2位 | 岩井 俊介 | 投手 | 名城大学 | 0.3 |
| 3位 | 廣瀨 隆太 | 内野手 | 慶應義塾大学 | 0.6 |
| 4位 | 村田 賢一 | 投手 | 明治大学 | -0.2 |
| 5位 | 澤柳 亮太郎 | 投手 | ロキテクノ富山 | 0 |
| 6位 | 大山 凌 | 投手 | 東日本国際大学 | 0.1 |
| 7位 | 藤田 悠太郎 | 捕手 | 福岡大学附属大濠高 | 0 |
| 育成1位 | 大泉 周也 | 外野手 | 福島レッドホープス | 0 |
| 育成2位 | 宮里 優吾 | 投手 | 東京農業大学 | 0 |
| 育成3位 | 佐倉 俠史朗 | 内野手 | 九州国際大学付属高 | 0 |
| 育成4位 | 中澤 恒貴 | 内野手 | 八戸学院光星高 | 0 |
| 育成5位 | 星野 恒太朗 | 投手 | 駒澤大学 | 0 |
| 育成6位 | 藤原 大翔 | 投手 | 飯塚高 | -0.5 |
| 育成7位 | 藤田 淳平 | 投手 | 徳島インディゴソックス | 0 |
| 育成8位 | 長水 啓眞 | 投手 | 京都国際高 | 0 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 細野 晴希 | 投手 | 東洋大学 | 1.8 |
| 2位 | 進藤 勇也 | 捕手 | 上武大学 | 0.5 |
| 3位 | 宮崎 一樹 | 外野手 | 山梨学院大学 | -0.2 |
| 4位 | 明瀬 諒介 | 内野手 | 鹿児島城西高 | 0 |
| 5位 | 星野 ひので | 外野手 | 前橋工業高 | 0 |
| 育成1位 | 濵田 泰希 | 内野手 | 京都国際高 | 0 |
| 育成2位 | 平田 大樹 | 外野手 | 瀬田工業高 | 0 |
| 育成3位 | 加藤 大和 | 投手 | 帝京大学可児高 | 0 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 上田 希由翔 | 内野手 | 明治大学 | 1 |
| 2位 | 大谷 輝龍 | 投手 | 富山GRNサンダーバーズ | 0 |
| 3位 | 木村 優人 | 投手 | 霞ヶ浦高 | -0.3 |
| 4位 | 早坂 響 | 投手 | 幕張総合高 | -0.5 |
| 5位 | 寺地 隆成 | 捕手 | 明徳義塾高 | 2 |
| 育成1位 | 武内 涼太 | 投手 | 星稜高 | 0 |
| 育成2位 | 松石 信八 | 投手 | 藤蔭高 | 0 |
| 育成3位 | 髙野 光海 | 外野手 | 富山GRNサンダーバーズ | 0 |
| 育成4位 | 藤田 和樹 | 外野手 | 延岡学園高 | 0 |
| 育成5位 | 富山 紘之進 | 捕手 | 会津北嶺高 | 0 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 武内 夏暉 | 投手 | 國學院大學 | 4.1 |
| 2位 | 上田 大河 | 投手 | 大阪商業大学 | -0.5 |
| 3位 | 杉山 遙希 | 投手 | 横浜高 | -0.4 |
| 4位 | 成田 晴風 | 投手 | 弘前工業高 | -0.2 |
| 5位 | 宮澤 太成 | 投手 | 徳島インディゴソックス | 0 |
| 6位 | 村田 怜音 | 内野手 | 皇學館大学 | -0.4 |
| 7位 | 糸川 亮太 | 投手 | ENEOS | -0.6 |
| 育成1位 | シンクレア ジョセフ 孝ノ助 | 投手 | 徳島インディゴソックス | 0 |
| 育成2位 | 谷口 朝陽 | 内野手 | 徳島インディゴソックス | 0 |
| 育成3位 | 川下 将勲 | 投手 | 函館大学付属有斗高 | 0 |
| 育成4位 | 金子 功児 | 内野手 | 埼玉武蔵ヒートベアーズ | 0 |
| 育成5位 | 木瀬 翔太 | 投手 | 北嵯峨高 | 0 |
| 育成6位 | 奥村 光一 | 外野手 | 群馬ダイヤモンドペガサス | -0.5 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 古謝 樹 | 投手 | 桐蔭横浜大学 | 0.8 |
| 2位 | 坂井 陽翔 | 投手 | 滝川第二高 | 0.2 |
| 3位 | 日當 直喜 | 投手 | 東海大学菅生高 | 0.1 |
| 4位 | ワォーターズ 璃海 ジュミル | 内野手 | 日本ウェルネス沖縄高 | 0 |
| 5位 | 松田 啄磨 | 投手 | 大阪産業大学 | 0 |
| 6位 | 中島 大輔 | 外野手 | 青山学院大学 | 3.5 |
| 7位 | 大内 誠弥 | 投手 | 日本ウェルネス宮城高 | 0.2 |
| 8位 | 青野 拓海 | 内野手 | 氷見高 | 0 |
| 巡 | 選手 | 位置 | 出身 | WP |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 横山 聖哉 | 内野手 | 上田西高 | -0.6 |
| 2位 | 河内 康介 | 投手 | 聖カタリナ学園高 | 0 |
| 3位 | 東松 快征 | 投手 | 享栄高 | -1.1 |
| 4位 | 堀 柊那 | 捕手 | 報徳学園高 | 0 |
| 5位 | 高島 泰都 | 投手 | 王子 | -1 |
| 6位 | 古田島 成龍 | 投手 | 日本通運 | 1.2 |
| 7位 | 権田 琉成 | 投手 | TDK | -0.5 |
| 育成1位 | 寿賀 弘都 | 投手 | 英明高 | 0 |
| 育成2位 | 大江 海透 | 投手 | 北九州下関フェニックス | 0 |
| 育成3位 | 宮國 凌空 | 投手 | 東邦高 | -0.8 |
| 育成4位 | 芦田 丈飛 | 投手 | 埼玉武蔵ヒートベアーズ | 0 |
| 育成5位 | 河野 聡太 | 内野手 | 愛媛マンダリンパイレーツ | 0 |
WP=当サイト独自の勝利貢献ポイント(積み上げ型・詳細は本文の算出方法参照)。0は一軍出場がない、または貢献が代替水準に届いていないことを示すもので、選手の価値を断じるものではありません。
この年の教訓|2023年ドラフトが教えてくれること(暫定版)
- 社会人の即戦力は3年で答えが出る: 泉口・古田島・中島(大学)ら即戦力組が先行
- 競合1位の「順調」はまず一軍定着から: 武内・度会はここまで合格点
- 高卒組の採点はまだ白紙: 前田悠伍・寺地らの本番は5年目以降
WPの計算式(全開示)
WPはNPB公式サイトの年度別成績のみから、次の式で毎年のスコアを計算し、入団後の全年度分を合計しています。2026年10月に、中継ぎの評価が過大だった旧式を見直しました。
- 野手: 出塁率×1.8と長打率のリーグ平均との差からwOBA近似の得点価値を出し、9.5点=1勝で換算。代替水準として600打席あたり+2.0勝、守備位置の補正(捕手+1.2、内野+0.2、外野−0.2)を加える
- 投手: 代替水準の防御率(先発はリーグ+1.00、救援は+0.25)と本人の防御率の差に投球回を掛け、9.5点=1勝で換算。救援は勝負どころの補正を少し加えるが、勝利数・セーブ数・奪三振そのものは使わない
- 年ごとのスコアはマイナスもあり: 代替水準を下回った年は差し引く(WARと同じ)。極端な値だけ年次−1.5で抑える
※守備・走塁の貢献は含みません(守備位置の補正のみ)。他社のWAR等の転載ではなく、WARの考え方に寄せた当サイトの簡易指標です。目安は、規定投球回でリーグ平均の先発が年2.1、フル出場の平均野手が年2.0。
よくある質問
Q1. WPはWARと同じものですか?
同じではありませんが、考え方は寄せています。WARは守備・走塁まで含む精密な指標で、WPはNPB公式の公開成績だけから「代替水準との差を勝に換算する」というWARの骨格を再現した簡易指標です。精密さより「10年分を同じ物差しで比べられること」を優先しています。
Q2. 3年で答え合わせをするのは早すぎませんか?
その通り、結論を出すには早すぎます。この記事は「定点観測の1回目」という位置づけで、毎年数字を更新しながら順位の変動を楽しむための記事です。とくに高卒組は5年目以降が本番です。
Q3. 中日・阪神が下位なのは指名失敗ということですか?
違います。両球団は高卒・素材型中心の「時間のかかる指名」を選んだだけで、3年時点の数字が小さいのは構成上の必然です。怪我からの復帰組も含め、評価はこれからです。
Q4. WPが0やマイナスの選手は「外れ」ということですか?
違います。0は一軍出場がないこと、マイナスは「一軍で使われたが貢献が代替水準に届いていない」ことを示すだけで、選手の価値を断じるものではありません。この世代はまだ3年目です。
Q5. マイナスのWPがあるのはなぜですか?
WARと同じく、代替水準(いつでも補充できる控え・二軍レベルの選手)を下回る内容で一軍に出た年は、チームにとってマイナスの価値だったと考えるためです。2026年10月の見直しで、それまでの「不調年は0で切る」方式をやめました。
Q6. 史上最多7度の抽選は結局「豊作」だったのですか?
まだ判定できませんが、競合された選手たち(度会・武内・西舘・常廣)が軒並み一軍で投げ、打っているのは好材料です。「抽選の多さ=世代の評価の高さ」が実を結ぶか、5年後の更新をお楽しみに。
Q7. 他の年のドラフトの答え合わせも読めますか?
2015年から2024年まで年別に公開しています。10年分をまとめた総合ランキング記事もあわせてどうぞ(記事末尾のリンクから読めます)。
まとめ|2023年は「くじ7回の年」の序章
2023年ドラフトの3年時点の答え合わせは、勝ち組=巨人(WP9.8)、主役=4位の泉口友汰。史上最多7度の抽選の答えは、まだほんの序章です。
今年のドラフト会議は10月22日。3年後、5年後を想像しながら指名する楽しさを、シミュレーターでどうぞ。
答え合わせの続きは、ぜひ実際の試合で。ドラフト組の成長を全球団追いかけるなら、全試合網羅のスカパー!プロ野球セットがいちばんの近道です。


コメント