2月15日(日)プロ野球練習試合まとめ
プロ野球は2月15日(日)、沖縄・宮崎の各地で練習試合4試合が行われました。金武町では日本ハムと楽天が壮絶な打撃戦を展開。4回に4点を奪われた楽天が、その裏に一気に4点を返すなど、見応えのある試合となりました。那覇では広島が巨人を4-2で下し、北谷では中日とDeNAが1-1の引き分け。浦添ではロッテが9回に4点を奪う劇的な逆転勝ちを収めました。
特に注目を集めたのは、日本ハム対楽天戦でしょう。郡司裕也が先制タイムリーを放ち、進藤勇也も二塁打で得点を演出するなど、日本ハムが序盤にリードを奪います。しかし4回裏、楽天の小深田大翔が同点となる2点タイムリー二塁打を放つと、堀内謙伍、宗山塁と続けざまにタイムリーが飛び出し、一気に4点を奪取。さらに5回には堀内が追加点を挙げるタイムリー二塁打を放つなど、打線が爆発しました。それでも日本ハムも7回、8回と追い上げ、9回表には矢澤宏太の3点二塁打などで追いつく粘りを見せましたが、9回裏に楽天がサヨナラのチャンスを作れず、9-9の引き分けとなりました。
一方、ロッテ対ヤクルト戦では、5回に武岡龍世のタイムリーで先制したヤクルトが、9回表に劇的な展開を迎えます。山口航輝が同点ホームランを放つと、続く友杉篤輝が勝ち越しタイムリー、和田康士朗もタイムリーを放ち、一気に4点を奪って試合をひっくり返しました。本日は打撃戦あり、接戦あり、逆転劇ありと、オープン戦を前に各チームの仕上がり具合が垣間見える内容となりました。
本日の試合結果一覧
⚾ 日本ハム vs 楽天(金武町)9-9
金武町ベースボールスタジアムで行われた日本ハム対楽天の一戦は、まさに打撃戦の様相を呈しました。序盤から両チームが安打を重ね、中盤以降は攻守が目まぐるしく入れ替わる展開に。最終的には9-9の引き分けとなりましたが、見応え十分の試合となりました。
試合は1回表、日本ハムが先制します。五十幡亮汰がライトへのヒットで出塁すると、盗塁で二塁へ。続くエドポロは三振に倒れますが、4番郡司裕也がランナー二塁の場面でタイムリーヒットを放ち、日本ハムが幸先良く1点を先制しました。
3回表には進藤勇也がライトへの二塁打を放つと、吉田賢吾のゴロの間に進藤が生還し、日本ハムが2-0とリードを広げます。しかし楽天も黙ってはいません。4回裏、小郷裕哉が四球で出塁すると、繁永晟がレフトへのヒット。無死一塁三塁の絶好機に、小深田大翔がレフトへの2点タイムリー二塁打を放ち、一気に同点に追いつきました。
楽天の攻撃はここで終わりません。小森航大郎が送りバントで小深田を三塁に進めると、堀内謙伍がレフトへのタイムリーで勝ち越し。さらに武藤敦貴が四球を選び、平良竜哉もレフトへのヒットで満塁。ここで宗山塁がセンターへのタイムリーヒットを放ち、楽天が4-2と逆転に成功します。投手交代した日本ハムですが、この回だけで4点を奪われるという痛恨の展開となりました。
5回裏には楽天がさらに攻勢をかけます。小深田、小森と続けて出塁すると、堀内がライトへのタイムリー二塁打を放ち、楽天が5-2とリードを広げます。平良が四球を選んで満塁となると、再び宗山がライトへのタイムリーを放ち、楽天は7-2と大きくリードを奪いました。この時点で、楽天打線の勢いは止まらない印象でした。
しかし日本ハムも粘り強く食らいつきます。7回表、奈良間大己がレフトへの二塁打で出塁すると、西川遥輝がライトへのタイムリーで1点を返します。さらにカストロが四球で満塁とし、田宮裕涼がファーストへの内野安打で1点を追加。7-4と3点差に詰め寄ります。
8回表にも日本ハムの反撃は続きます。万波中正が四球で出塁すると、代走矢澤宏太が盗塁で二塁へ。野村佑希がセンターへのタイムリーを放ち、7-5と2点差に迫ります。8回裏、楽天も小郷がセンターへのタイムリー三塁打、伊藤裕季也がセンターへのタイムリー二塁打と追加点を挙げ、9-5と突き放しにかかります。
そして9回表、日本ハムが驚異的な粘りを見せます。山縣秀が四球で出塁すると、清水優心、五十幡と続けてヒットで満塁に。ここで矢澤がセンターへの走者一掃の2点タイムリー二塁打を放ち、9-8と1点差に詰め寄ります。野村もセンターへのヒットを放ち、奈良間のセカンドゴロの間に同点に追いつきました。日本ハムはここでサヨナラのチャンスでしたが、西川がレフトフライに倒れ、試合は9-9の引き分けとなりました。
⚾ この試合のMVP
⚾ 広島 vs 巨人(那覇)4-2
沖縄セルラースタジアム那覇では、広島と巨人が対戦しました。投手戦の様相を呈した序盤から、中盤に入って広島が一気に突き放し、4-2で勝利を収めました。
試合は両チームとも投手陣が踏ん張る展開でスタートします。1回表、広島の平川蓮がセンターへのヒットで出塁すると、坂倉将吾もライトへのヒットで続き、早速チャンスを作ります。しかし巨人先発の竹丸和幸が佐々木泰、秋山翔吾を打ち取り、初回は無得点に抑えます。
4回表、広島が先制します。佐々木がフェンス直撃の二塁打を放つと、秋山がセンターへのタイムリーヒットを放ち、広島が1-0と先制。しかし巨人もすぐさま反撃に転じます。4回裏、リチャードがライトへのスリーベースで出塁すると、佐々木俊輔のショートゴロの間にリチャードが生還し、1-1の同点に追いつきました。
均衡が破れたのは7回表でした。勝田成がレフトへのヒットで出塁すると、渡邉悠斗もレフトへのヒット。久保修が死球で満塁となり、巨人投手石川達也は危険球退場という痛いアクシデントに見舞われます。後を受けた松浦慶斗も制球が定まらず、平川がライトへのタイムリーを放って広島が勝ち越し。さらに西川篤夢がレフトへのヒットで満塁とし、二俣翔一への押し出し四球、佐々木の犠牲フライと、この回3点を奪い、広島が4-1とリードを広げました。
巨人も7回裏に反撃します。荒巻悠がセンターへの二塁打で出塁すると、岸田行倫がセンターへのヒット、皆川岳飛が四球を選んで満塁に。浦田俊輔がライトへのタイムリーヒットを放ち、4-2と2点差に詰め寄りますが、石塚裕惺がセカンドゴロに倒れ、追加点を奪えず。その後巨人は得点できず、広島が4-2で勝利を収めました。
⚾ この試合のMVP
⚾ DeNA vs 中日(北谷)1-1
Agreスタジアム北谷では、DeNAと中日が投手戦を繰り広げました。DeNAが2回表に先制するも、中日が7回裏に同点に追いつき、1-1の引き分けとなりました。
試合は投手戦の様相を呈します。DeNA先発入江大生、中日先発金丸夢斗ともに、初回は三者凡退に抑えるなど、両投手とも立ち上がりは上々でした。2回表、DeNAが先制します。京田陽太がセンターへの二塁打で出塁すると、勝又温史がセンターへのタイムリーヒットを放ち、DeNAが1-0と先制。小田康一郎もレフトへのヒットで続き、チャンスを広げますが、追加点は奪えず。
その後は両投手が踏ん張ります。中日は3回裏、石伊雄太が内野安打で出塁しますが、樋口正修がファーストライナー、しかも石伊が塁を飛び出していたためダブルプレーとなり、好機を逃します。4回表にはDeNAが京田、勝又、小田と四球で満塁のチャンスを作りますが、田内真翔がダブルプレーとなり、得点できず。
膠着状態が続く中、7回裏に中日が同点に追いつきます。鵜飼航丞が死球で出塁すると、石川昂弥がレフトへのヒット。福元悠真のサードゴロで1アウト一塁三塁とすると、味谷大誠がセンターへのタイムリーヒットを放ち、中日が1-1の同点に追いつきました。
その後は両チームとも決定打を欠きます。9回裏、中日は鵜飼、石川と連続ヒットで出塁しますが、知野直人が併殺打に倒れ、サヨナラのチャンスを逃します。結局、1-1の引き分けとなりました。両チームの投手陣が好投を見せた、締まった内容の一戦でした。
⚾ この試合のMVP
⚾ ロッテ vs ヤクルト(浦添)4-1
ANA BALL PARK 浦添で行われたロッテ対ヤクルトの一戦は、投手戦からロッテが9回に大逆転を演じる劇的な展開となりました。
試合は両チームの先発投手が好投を見せます。ヤクルト先発吉村貢司郎、ロッテ先発田中晴也ともに、初回は無失点に抑えるなど、立ち上がりから投手戦の様相を呈しました。5回裏、均衡を破ったのはヤクルトです。モンテルがセンターへのヒットで出塁すると、西村瑠伊斗もライトへのヒット。1番武岡龍世がライトへのタイムリーヒットを放ち、ヤクルトが1-0と先制しました。
その後は両チームとも決定打を欠き、膠着状態が続きます。ロッテは6回表、上田希由翔がライトへの二塁打で出塁し、山口航輝が四球を選んで1アウト一塁二塁のチャンスを作りますが、寺地隆成、安田尚憲が凡退し、得点できず。7回、8回も両チームともに得点を奪えず、試合は9回を迎えます。
そして9回表、ロッテが劇的な逆転劇を演じます。山口が1-0から同点ホームランを放ち、試合を振り出しに戻します。池田来翔が四球を選び、小川龍成も四球で一塁二塁とすると、友杉篤輝がセンターへのタイムリーヒットを放ち、ロッテが2-1と勝ち越し。さらに和田康士朗もライトへのタイムリーヒットを放ち、この回4点を奪う大逆転劇を演じました。
ヤクルトも9回裏、北村恵吾がセンターへのヒットで出塁しますが、増田珠がダブルプレーに倒れ、反撃できず。ロッテが4-1で勝利を収めました。9回まで1点差で負けていたロッテが、最終回に4点を奪って逆転勝ち。練習試合ながら、見応えのある試合となりました。
⚾ この試合のMVP
まとめ:オープン戦を前に各チームの状態は
2月15日の練習試合は、どの試合も見応えのある内容となりました。特に日本ハム対楽天戦は、9-9の引き分けという結果が示す通り、両チームの打線が爆発した一戦でした。楽天の宗山塁は4打数3安打3打点と打ちまくり、小深田大翔、堀内謙伍もタイムリーを放つなど、打線が繋がりました。一方の日本ハムも9回表に4点を奪って追いつく粘りを見せ、矢澤宏太の3点タイムリー二塁打が光りました。
広島対巨人戦では、広島が7回に3点を奪う集中打で巨人を突き放しました。平川蓮の勝ち越しタイムリーが決定的な一打となり、巨人は石川達也の危険球退場もあって流れを渡してしまいました。岡本駿が3回無失点と好投を見せるなど、広島投手陣の仕上がりは上々です。
DeNA対中日戦は、両チームの先発陣が好投を見せた投手戦となりました。DeNAの入江大生は3回無失点、中日の金丸夢斗も3回1失点と、ともに先発の役割を果たしました。味谷大誠の同点タイムリーで中日が追いつき、1-1の引き分け。投手陣の調整としては、理想的な内容だったのではないでしょうか。
そしてロッテ対ヤクルト戦では、ロッテが9回に劇的な逆転劇を演じました。山口航輝の同点ホームランから始まり、友杉篤輝、和田康士朗とタイムリーが続き、4点を奪っての逆転勝ち。最後まで諦めない姿勢が、勝利を引き寄せた形となりました。
オープン戦開幕まで残りわずか。各チームとも調整は順調に進んでいるようです。特に注目したいのは、若手選手の台頭でしょう。日本ハムの矢澤、楽天の小深田、広島の平川など、若い力が躍動しています。また、ベテラン勢も負けていません。巨人のリチャード、ヤクルトの武岡など、経験豊富な選手たちも確実に結果を残しています。
練習試合とはいえ、選手たちは真剣勝負を繰り広げています。本日の試合から、シーズンへの期待が一層高まったのではないでしょうか。次回の練習試合も見逃せません。引き続き、各チームの動向に注目していきましょう。


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