2月14日(土)練習試合まとめ
バレンタインデーの2月14日、沖縄キャンプでは2試合の練習試合が行われました。宜野湾ではDeNAとロッテが、宜野座では阪神と楽天が対戦し、両試合とも見どころ満載の展開となりました。
宜野湾の試合ではロッテが7回に7得点という大爆発を見せて9-2で快勝。ソトの2ランホームランを含む猛攻で、序盤の接戦を一気にひっくり返しました。一方、宜野座では楽天が6回に6得点の大逆転劇を演じて7-4で勝利。小郷裕哉の3ランホームランが試合の流れを完全に変えました。
春季キャンプも中盤戦に入り、各チームの調整状況が徐々に見えてきています。それでは、両試合の詳しい内容を振り返っていきましょう。
本日の試合結果一覧
⚾ ロッテ vs DeNA(宜野湾)
7回の猛攻でロッテが圧勝
宜野湾で行われたロッテ対DeNAの練習試合は、序盤の接戦から一転、7回のロッテの7点ビッグイニングで勝負が決まりました。最終スコアは9-2でロッテが快勝しています。
試合は初回、ロッテが先制します。1番髙部瑛斗が内野安打で出塁すると、山本捕手の悪送球で二塁へ。続く上田希由翔のセカンドゴロの間に髙部が本塁を踏んで先制点を奪いました。その後は両先発投手の好投で投手戦の様相を呈します。ロッテの先発木村優人は2回を無失点、DeNAの先発藤浪晋太郎も2回1失点と、ともに立ち上がりは上々でした。
4回裏、DeNAが同点に追いつきます。梶原昂希のヒットとヒュンメルの三振の間の盗塁で二塁に走者を進めると、山本祐大がタイムリーヒットを放って1-1の同点としました。さらにチャンスは続き満塁の場面を作りましたが、ここは田内の併殺打で得点を追加できませんでした。
6回表、ロッテが勝ち越します。髙部がセンター前ヒットで出塁すると、盗塁を決めて三塁へ。そこへ投手若松のけん制悪送球もあり、ソトがセンター前へのタイムリーヒットを放って2-1と勝ち越しました。この1点がロッテに流れを引き寄せます。
そして迎えた運命の7回表。この回、ロッテ打線が完全に爆発します。宮崎竜成がライトへのタイムリースリーベースで2点を追加すると、髙部の犠牲フライで1点、そしてソトがライトスタンドへの2ランホームランを叩き込んで7-1と大きくリードを広げました。さらに井上広大のタイムリーツーベース、山本大斗のタイムリーヒートと続き、この回だけで7点を奪う猛攻を見せました。
DeNAは7回裏に1点を返しましたが、大勢に影響はありませんでした。ロッテの投手陣も継投で安定したピッチングを見せ、9-2で試合終了となりました。
試合スコアボード
⚾ この試合のMVP
注目ポイント
ロッテの7回の7得点ビッグイニングは圧巻でした。宮崎竜成のタイムリースリーベースから始まり、ソトの2ランホームラン、さらに井上広大と山本大斗のタイムリーと、9人の打者が立ちDeNA投手陣を完全に攻略しました。特にソトのホームランは、新加入助っ人として大きなアピールとなったでしょう。
一方のDeNAは、先発藤浪晋太郎が2回1失点と悪くない立ち上がりを見せたものの、中継ぎ陣が崩れました。特に7回の若松尚輝は1.2回で8失点と炎上。けん制悪送球もあり、この回の大量失点を許す形となりました。練習試合とはいえ、課題が浮き彫りになった形です。
ロッテは髙部瑛斗が3打数2安打1打点と1番打者として好調をアピール。盗塁も決めるなど、足も絡めた攻撃を見せました。また、継投では篠木健太郎が3回無失点と好投し、ブルペン陣の層の厚さも感じさせる内容でした。
⚾ 楽天 vs 阪神(宜野座)
楽天が6回6得点の大逆転劇
宜野座で行われた楽天対阪神の練習試合は、まさに劇的な逆転劇となりました。5回まで0-4とリードされていた楽天が、6回に6得点を奪って一気に逆転。最終スコア7-4で楽天が勝利しました。
試合は序盤、両先発投手の好投で無得点が続きます。楽天先発の荘司康誠は2回を無失点、阪神先発の才木浩人も1回を無失点と、ともに立ち上がりは上々でした。試合が動いたのは5回裏。阪神がこの回4得点を奪って先制します。
5回裏、まず谷端将伍が四球で出塁。前川右京のゴロと伏見寅威の四球で一塁二塁とすると、中川勇斗がレフトへのタイムリーヒットを放って先制。さらに中野拓夢がライトへのタイムリーで2点目を追加します。四球で満塁とした後、代打コンスエグラへの押し出し四球で3点目、髙寺望夢のタイムリーで4点目と、この回一気に4得点を奪いました。
しかし、試合の流れが完全に変わったのは6回表でした。この回、楽天打線が大爆発します。1死から入江大樹と代打平良竜哉が連続ヒットで一塁二塁とすると、宗山塁が四球で満塁に。武藤敦貴がタイムリーヒートで1点を返すと、代打佐藤直樹もセンター前タイムリーで1点を追加して4-3と1点差に迫ります。
そして、2死一塁三塁の場面で打席に立ったのが代打小郷裕哉。ここで小郷がライトスタンドへの3ランホームランを叩き込みました。この一発で楽天は6-4と逆転に成功。球場は大きなどよめきに包まれました。
阪神は6回裏以降もチャンスを作りますが、楽天投手陣がしっかりと抑えます。9回表には楽天が伊藤裕季也のツーベースと繁永晟の犠牲フライで1点を追加し、7-4で試合終了。楽天が劇的な逆転勝利を収めました。
試合スコアボード
⚾ この試合のMVP
注目ポイント
この試合の最大の見どころは、なんといっても6回表の楽天の6点ビッグイニングでした。0-4からの逆転は簡単なことではありませんが、武藤敦貴、佐藤直樹とつなぎ、最後は小郷裕哉の3ランホームランで完全に流れを引き寄せました。代打陣の層の厚さと、勝負所での集中力が光りました。
阪神は5回に4得点を奪い、このまま逃げ切るかと思われましたが、6回の早川太貴が1回で5安打6失点と炎上。この回だけで36球を投げる大乱調となりました。中川勇斗のタイムリー、中野拓夢のタイムリー、髙寺望夢のタイムリーと、5回の阪神打線の勢いが嘘のようでした。
楽天の入江大樹は5打数2安打と好調をキープ。遊撃手としての守備も安定しており、春季キャンプでの調整は順調のようです。また、津留﨑大成が2回無失点と好投し、逆転後の流れを守りました。阪神も近本光司が3打数1安打と打撃の調子を上げてきており、シーズンに向けて着実に仕上がってきている印象です。
本日の総括
バレンタインデーの2試合は、どちらもビッグイニングが勝敗を分ける展開となりました。宜野湾のロッテは7回に7点、宜野座の楽天は6回に6点と、一つのイニングでの集中打が印象的でした。
ロッテはソトがホームランを含む2安打3打点と新助っ人の存在感を示し、楽天は小郷裕哉が代打での3ランホームランで劇的な逆転劇を演出しました。両チームとも控え選手の層の厚さを感じさせる試合内容でした。
一方、DeNAは7回に7失点、阪神は6回に6失点と、どちらも中継ぎ陣に課題を残しました。練習試合とはいえ、シーズンに向けての調整が必要な部分が浮き彫りになった形です。
春季キャンプも中盤に入り、各選手のコンディションが徐々に上がってきています。実戦形式の練習試合で見えてきた課題を、残りのキャンプ期間でどう修正していくか。シーズン開幕まであと1カ月あまり、各チームの仕上がりが楽しみです。
明日以降も沖縄各地で練習試合が予定されています。選手たちの躍動に、引き続き注目していきましょう!


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